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古墳時代の楠の巨木 [その他]

古墳時代の楠(クスノキ)の巨木が出てきました。この巨木は楠(クスノキ)で 周囲12m 、直径4m、高さ5.6m、 重さ40トン、樹齢は350年と推定されています。発見されたのは平成23年9月に紀伊半島に甚大な被害をもたらした台風12号の通過後、1級河川 紀の川(和歌山市六十谷橋上流側)の中程で水面上に顔を出し見つかりました。
放射性炭素年代測定法による年代測定で西暦700年前後まで生育していたものと判明し、古墳時代から奈良時代にかけての楠(クスノキ)で発見現場付近で生育していたものと考えられています。
この発見現場のすぐ下流には六十谷橋(ムソタバシ)や井堰(イセキ)があり再度大水が出ると橋や井堰を壊す恐れがあり県が引き上げ保存することになりました。

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     ↑ 紀の川から発見されたときの状態(左上はJR阪和線鉄橋)

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          ↑ 2台の大型クレーンで河川敷まで引き上げ

あまり大きくそのままでは運搬手段がないので3分割(①②③)して、和歌山県立紀伊風土記の丘に大型トレーラーで運ぶことになりました。

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紀伊風土記の丘で3分割したものを組み合わせ保存処理した上、基盤の上にボールトで固定し再現しました。

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この巨木の株の引き上げ、運搬、防腐処理、再組み立てなどにあたった人達でその期間は発見から2年半以上かかりました。

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据え付け完了後 直接雨にかからないよう覆い屋根をつけ完成、この巨木の愛称を一般から募集、その結果6月になって「紀伊大王」と命名されました。今では紀伊風土記の丘資料館 正面入り口右側に「古墳時代の楠(クスノキ)の巨木.紀伊大王」として展示公開され、訪れるすべての人を改めて驚かせています。

1-14.07.09 紀伊大王-1.jpg

[参考] 写真1枚目から5枚目、および7枚目は紀伊風土記の丘の許しを得て資料展示室
    の写真からカメラで複写したものです。

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[家庭菜園] 昨日の収獲 キュウリ4本 トマト4個 モロッコインゲン
            ミニトマト10個
                       モロッコインゲンは終わりに近づきつつありますがキュウリは
            まだまだ収獲が見込めます。トマトは今年も成績がよく収獲最
            盛期に入っていますので台風が気がかりです。影響をうけ倒さ
            れでもしたら元も子もなくなってしまいますから。

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