本州最南端の町 串本町 [旅行]
本州最南端の町.和歌山県東牟呂郡串本町に1泊2日でドライブしてきましたので4回に分
けて記事にしたいと思います。
第1日目は自宅を7時30分に出発し高速道路で田辺市まで、それから先は国道42号線
で本州最南端の潮岬まで走りました。この国道42号線 海岸線を走り県立自然公園にも指
定されているだけあって大変景色がよくシーサイドドライブにはもってこいの道路です。
高速道路だと思うところに一時停止もできませんが一般道路が故に景色の良いところで休
憩も出来疲れを感じません。でもこの日は生憎曇り空の上 逆光になるため墨絵のような景
色になりましたがこれもまた綺麗です。
本州最南端潮岬の灯台です。明治初期の江戸条約により建設された洋式灯台8基の1つで
明治6年の初点灯以来140余年の歴史を持ち文化的な価値も高いのだそうです。
その潮岬灯台の隣に広がる10万㎡もある望楼の大芝生に続いて本州最南端の碑と天望所
です。今年1月31日には芝生焼きが行われる予定です。
潮岬の東側に紀伊大島がありますが平成11年9月に開通した「くしもと大橋」により陸
続きとなりました。 この橋は290m のアーチ橋と苗我島に架かる386m のループ橋
からなり、民謡 串本節にも謡われた巡航船が廃止されました。
紀伊大島へ渡ったところでお昼になりましたので樫野漁港に降り昼食にしました。食べた
のは 穫れ穫れの海鮮丼、新鮮さが売り物だけに美味しかったです。
紀伊大島の景勝地の1つ海金剛。鷹の巣岬の断崖下の海面から荒々しく切り立つ巨岩が連
なる海岸線で日本の自然百選にも選ばれています。
紀伊大島の東端、樫野の断崖上に建つ樫野埼灯台と旧官舎。日本最古の石造り灯台で今も
活躍しています。現在は自動点灯の無人灯台です。
灯台を設計したイギリス人技師が滞在中に故郷を偲んで植えたと言われる水仙が今も周囲
一面に咲いています。丁度満開で見頃でした。
伊豆大島の椿は有名ですがここ紀伊大島も椿は沢山あります。椿も丁度見頃でメジロが沢
山飛び交っていました。写真は撮れませんでした。
紀伊大島と言えば1890年にこの串本町大島の沖で暴風雨により座礁し遭難したトルコ
軍艦「エルトゥールル号」の乗り組み員を大島の人達が必死で救助活動をし69名を救出
したことでよく知られています。
また、1985年イラン.イラク戦争でイランに足止めされた日本人のためにトルコ政府
が恩返しとして特別機を飛ばし救出してくれたことなど時代を超えて受け継がれてきた
人々の絆、真心がトルコとの友好を一層確かなものにしています。
今回これらをテーマにした映画化も決定され先日キャストとタイトルも発表されました。
タイトルは エ号映画「海難1890」公開は今年12月の予定。
この海難事故の記念碑「トルコ軍艦遭難慰霊碑」と「トルコ記念館」も建立されており
記念館には遭難した軍艦の諸資料なども展示されています。記念館は現在改装中でした。
↑ トルコ軍艦遭難慰霊碑
↑ トルコ記念館 (現在改装中)
この後ホテルに行くには若干早かったのでアマチュア無線を楽しむことにしました。その
記事は「アマチュア無線QRV.1月20日」に続きます。