梅干しをつくる [食べ物 ・飲み物]
今年も梅干しをつくりました。ご存知のように梅干しには効酸化作用があり体の酸化を
防ぎ癌や生活習慣病に効果があり、また血液改善作用や口臭予防、乗り物酔いの予防な
ど梅干しの食用効能は万能だと言われています。
我が家では毎年つくっていますが今年は千葉県にいる子供もほしいとのことだったので、
それを例にレシピの概略を記しておきますので参考にしていただければ幸いです。
(1). 6月下旬、梅の実(黄色く完熟したものがよい) 4Kg を買ってくる。
要点はお値段が張っても良い果実を選ぶこと、南高梅は果肉が厚く仕上がりもよい。
黄色く色づいていないときは2日程度待つと黄色く色づいてきます。
(2). 梅干しづくりの大敵は「カビ」です。使う道具や容器類は熱湯やホワイトリカーで
消毒しておきます。
(3). 梅の実に残っている「ヘタ (ホゾとも言う)」を細い竹串や爪楊枝を使って梅に傷が
つかないよう取り除く。
(4). 水洗いした後大方の水分がなくなるまで待つ。
↑ 6月22日、完熟梅4Kg 購入
(5). 消毒した容器に梅、塩を交互に入れる。塩の量は15% (梅4KLg に対し600g)
塩漬けするコツは上部に塩を多く入れるようにする。塩の量は好みによるが少ない
と「カビ」が生えやすい。また1年以上長い間の保存が難しい。
(6). 2~3日で梅酢が梅の高さくらいまで出る。塩漬けした時重石を置いてもよい。
(7). 赤紫蘇の葉っぱのみを塩もみし、出た汁と紫蘇を塩漬けした梅の上に入れる。
赤紫蘇を塩もみした最初の1番汁は捨て2番汁以降のものを使うが何回もよく揉む
ほどいい色がでる。紫蘇を入れるタイミングは梅雨の期間中に行うといい色がでる。
↑ 完熟梅の塩漬け ↑ 赤紫蘇を揉み出し入れる
(8). この状態で冷暗所に保存しておく。
(9). 梅雨明けして天気が続きそうな日を選び3~4日ぐらい天日干しする。
最初の1日目の夜は梅酢に戻し、2日目、3日目は夜も屋外に置き夜露に会わせる。
天日干しは1日1回は裏返しする。4日目は自分好みの乾燥具合を見て取り入れる。
↑ 梅雨明けし土用に入ってから3~4日天日干しする
(10). 天日干しした梅は保存容器の紫蘇、梅酢の中に戻し冷暗所で保存する。保存容器は
ガラスや陶器、プラスチックなどで密閉出来るものがよい。
食べるのは保存容器に戻した以降いつでも食べることが出来るが2~3ヵ月待った
方がまろやかになり一層美味しく食べられる。
↑ 色よく出来上がった梅干し