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映画鑑賞. 海難1890 [その他]


久し振りに映画鑑賞してきました、その映画とは日本 トルコ合作の「海難1890」。

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皆さんご存知の通りですが1890年トルコ (当時はオスマン帝国) の軍艦 エルトゥール
ル号が日本への親善訪問を終え帰国途中 和歌山県串本町大島 樫野崎沖で台風に遭遇し暴
風雨の中、座礁 水蒸気爆発を起し木端微塵となる。
この爆発音を聞きつけた現串本町大島の島民達が集まって目にしたのは、漂着した膨大な
数の死体と船の残骸だった。 島民たちは進んで漂流者を助けるべく荒れ狂う海へと飛び
込み漂流者を助け島民総出で救助活動にあたったが生き残ったのは69名だった。そして
亡くなった乗り組み員は587名にもなったと言う。
現在 遭難現場に近い串本町樫野崎には立派な慰霊碑が建ち、毎年9月16日遭難の日には
串本町主体の追悼式が行われている。さらに5年に1度はトルコ大使館や関係者が集まり
大々的な追悼式も行われています。また慰霊碑の隣には引き揚げられた遺品などを展示し
たトルコ記念館やトルコ人が経営するトルコ土産物店などもあります。この慰霊碑や記念
館の前を通る県道500m をエルトゥールル通りと名付け歩行者専用道路として綺麗な舗
装で仕上げ友好ムードを一層高めています。
この大惨事の救出が縁となり日本とトルコとの友好が一層進み、1985年のイラン・イ
ラク戦争で取り残された日本人をトルコ共和国が救援機の特別派遣をして救出したことは
中年以上の方はご存知だと思います。
映画ではこの言葉の通じない中での海難事故の救出ゃ治療、看護の状況をリアルに再現し
ており、またイラン・テヘランでのトルコ人に先駆けての日本人救出劇を上手く演出し見
応えのある2時間30分に仕上げている。
この映画を見て日本とトルコは距離的には遠く言葉は通じないが心に相通じるものがあり
今回の映画化を機に両国の絆が一層深まることを願っています。出来るだけ多くの方や学
生さん達にも見てほしい映画ではないかと思います。
  [参考] 以下の写真3枚は私が現地を訪れた際撮っていた手持ちの写真からです。

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     ↑ エルトゥールル号が遭難漂着した串本町大島樫野崎付近の海岸

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      ↑ 遭難現場に近い串本町大島樫野崎にあるトルコ軍艦遭難慰霊碑

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    ↑ 遺留品などを展示しているトルコ記念館 (私が訪れた時は改装中でした)

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[家庭菜園] 昨日の収獲 : 大根  春菊

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