泣き相撲 [行事.イベント]
相撲は日本の国技で、子供の泣き相撲も全国各地にあるようですが、ここ和歌山県海南市
下津町の山路王子神社(ヤマジオウジジンジャ)でも、今日10月9日(日) 子供の健やかな
成長を祈願する泣き相撲(奉納花相撲、県無形文化財)が行われました。
この神社は熊野古道沿いにある小さな神社ですが歴史は古く、泣き相撲も徳川中期から行
われているそうで、生後4ヵ月から4歳までの男の子(主は1~2歳)を裸にして赤い ふん
どし をしめさせ「いやだ」と言うのを行司が無理に取り組ませるので子供は泣き、泣き相
撲と言われているのだそうです。 取り組みは介添え行事役の氏子総代等に抱かれ勝負は双
方一勝一敗で仲良く引き分けるように介添えします。
子供のお尻や背中に土俵の砂をつけると、また泣く子は育つと言いますが大声で泣くほど
病気にならないとの言い伝えがあり、泣き声と笑い声 拍手喝采の絶えない1日でした。
今日の参加者は地元和歌山県内はもとより大阪、奈良、京都など県内外から大勢参加され
ました。
でも近年の少子化で子供が年々少なくなり当日の飛び入り参加を含め今年は150名程度
だったようです。
↑ 山路王子神社
↑ 取組み前の土俵 ↑ 行司の口上